前後10枚接ぎのコートOPです。シルエットはゆったりAラインです。
前中心打ち合わせ比翼仕立てになります。
パッチパーツは地衿後ろ中心部分と右袖口部分にポイントとしてデザインしてあります。
衿はシンプルなショールカラー、袖口はカフス仕立てで裾は後ろ下がりのヘムラインになっています。
ラグランスリーブがやさしい印象を与えてくれます。
【着丈:96 B:120 裄丈:78】
【カラー】
3.白樺40 藍(45,000円)
4.泥藍染ぼかし茶/藍(50,000円)
西原織物の太番手の無地絣。タテヨコに10番手のスラブ糸(所々に節がある特殊な糸)を使用することにより凹凸を出しボリューム感ある生地になっています。また、タテ糸には藍染の糸を使用し、藍のムラ加減がヴィンテージのデニムのように無地の中に変化をもたらしています。経年することにより色の変化を愉しむことができるのも特徴です。
下川織物の絣になります。タテ糸は、60番手の細い糸を使用。繊細で光沢感のある表情が出せます。標準的な織りの組織に比べて立本数を少なくすることで柔らかさを追求。また、織りの強度を補うためにヨコ糸は10番手のスラブと呼ばれる太くて凹凸感のある糸を使用。平織りの標準的な織り組織に比べてタテヨコのアンバランスな設計。藍染めの繊細で深みのある魅力と柔らかく凹凸感を楽しめる風合いは、テンションを極力かけずに織る久留米絣の整経、織りの工夫により実現できます。
また、この絣の大きな特徴は泥藍のグラデーション染めになります。下川織物と宝島染工さんとのコラボで実現したテキスタイルです。泥染めで下染めした経糸(たていと)にインド藍でグラデーション染めしています。天然染めによる「重ね染め」は、非常に手間とコストがかかりますので、糸染めで天然染料の重ね染めは商品化が難しいことを前提にチャレンジした生地になります。久留米絣の製法を応用した整経技術により、グラデーションの美しい色の表現がそのまま織り模様として表現できていることも大きな特徴。
©Giemon All Rights Reserved.