絣をたっぷりと使った優雅なワンピースです。前比翼明きです。
ローウエストから始まるたっぷりとしたタックは優雅な裾のラインを作ります。
高すぎないハイネックは着こなしやすく、女性らしさを感じさせます。
ドロップショルダーはかしこまり過ぎず、やさしいイメージです。
ワンピース単品での着用、軽いコートとしても着まわせます。
【着丈114.5 B113 裄丈71】
50.4文人 蚊絣黒/白(60,000円)
51.流れ花赤/ベージュ(60,000円)
52.ダイヤモンドライン紺/白(63,000円)
山下織物の文人絣。ヨコ糸の細かい絣模様は久留米絣の絣模様を作るときには「くくり」という作業を行わずに織貫(おりぬき)という作業で染め分けされた絣糸を使います。この工程で作られた絣は以前男物の着物(大島絣などの名称で呼ばれる)として全国に広く流通したそうです。現在では様々な用途で使われる大人気の生地になっています。山下織物はこの織貫を戦前、動力で作ることに成功し、その製法は特許を取り、それ以来代々受け継いできた歴史のある機屋です。
この絣は上記ヨコ糸にタテ糸を3mm程度の括りを使った絣に引掛けて伝説の蚊絣(蚊のような小さい絣)を彷彿させる絣になっています。クラシカルな雰囲気はシックでマニッシュな部分がシャープな印象を与える絣です。
野村織物のヨコ絣。タテヨコ絣、タテ絣、ヨコ絣とオールマイティにこなす久留米絣の老舗機屋になります。また、染色工場を併設しており様々な色への挑戦も日々行っています。
この絣は動きのあるお花柄、空間の部分のあり方など大胆な構図が特徴の絵絣です。また、地色は朱がかったシックな大人の赤を表現。絣部分はベージュになっており赤とベージュの組み合わせが新鮮な配色です。この絣のタテ糸は40番手の双糸、ヨコ糸には20番手の単糸の組み合わせは最も久留米絣でポピュラーな構成の絣になりは「耳納」と総称されています。
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